24時間365日使用して10年以上。無電極ランプは、従来のランプ寿命や照度に影響していた消耗部材である電極がないため、圧倒的な長寿命で水銀灯の約10倍、LEDの約2倍の寿命を実現します。また、交換費用などメンテナンスコストを大幅に削減します。
【発光原理】
無電極ランプは発光管内に電極がなく、電磁誘導と放電によって放出された紫外線が管内に塗布された蛍光体にあたり、可視光に変換される仕組を採用しています。
高効率でありながらランプ寿命への経年劣化は僅かなため、ランプ自体は半永久的に点灯し続ける次世代照明です。
点灯・消灯をこまめに行える事により、無駄な電力のさらなる削減にもつながります。 ブルーライトを出さず、グレアがないため、網膜へのダメージによる視機能の低下・体調不良等、人体への悪影響を及ぼしません。 まぶしさやちらつきがなく、優しく広がる包み込むような明かりのため濃い影を作りません。空間に均一な光をもたらすことで、作業性を上げられる空間を演出します。
モノの見え方に大きく影響を与える演色性。無電極ランプは高品質の蛍光体と三波長によりで自然な明るさの空間を創ることができます(Ra80)。光源が均等に広角に照らす面発光構造のため、まぶしさを抑え瞳へのストレスが少なく、空間が広く感じられます。同じルクスの水銀灯と比較すると瞳孔ルーメンにより約1.5倍~2倍(※1)近く明るく感じます。
瞳が優しい明かりを受けた場合、レンズの働きをする水晶体や虹彩が萎まず、ストレスを受けにくいため瞳孔が感じ取れる光の量が多くなり、視認性が向上します。
夜間運転で暗い場所で順応している眼に、対向車のライトが目に入った場合、水晶体や虹彩の萎縮や目が眩んだり 残像となり、正常(暗順応)に戻るまで何も見えなくなります。瞳孔が感じ取れる光の量も少なく、視認性が低下します。
グレアとは不快感,いらだち感,注意の散漫や視認性の低下などを引き起こす原因となる光。 年齢を重ねると水晶体が弱まり、光が散乱してまぶしく感じやすくなります。まぶしさは視覚機能を低下させるだけではなく、不快感,いらだち感,注意の散漫など安全性の課題を引き起こす原因になるため、長寿命照明には使い分けが必要です。
従来から光源の明るさの基準として扱われてきた「全光束(Lm)」と、人間が感じる明るさを表す新基準「瞳孔ルーメン(Plm)」では、実際に明るさの差を感じとれますが、その感じ方には個人差があります。 Plmは国際単位ではありませんが、大手照明メーカーでも空間の明るさを独自のコンセプトで定義しており、Panasonic社ではFeu(フー)、東芝ライテック社ではWeluna(ウェルナ)という指数で評価しています。 高天井での空間照明では、机上の照度値(ルクス)だけにとらわれず、空間から感じる明るさも重要なポイントとなります。
無電極ランプ実際に導入する前、後の写真です。導入前よりもより柔らかく目に優しい明るさとなっています。